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EBNETD は CD-ROM 書籍にアクセスするために、EB ライブラリを使用しています。 EBNETD をインストールする前に、EB ライブラリ 3.3 もしくはそれ以降の バージョンをインストールする必要があります。
最新の EB ライブラリは https://github.com/mistydemeo/eb/releases から入手できます。
EB ライブラリに関する情報は http://www.mistys-internet.website/eb/ から得ることができます。
を共通の値に設定するには
2.1 基本的なインストール方法 2.2 コンパイラとコンパイルオプション 2.3 複数のアーキテクチャでのインストール 2.4 インストール名 2.5 取捨選択の可能な機能 2.6 システムの種類の指定 2.7 デフォルト値の共有 configure
スクリプトのデフォルト
2.8 configure
の動作の制御2.9 選択可能な機能の一覧
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以下に記したのは、一般的なインストールの方法です。
configure
シェルスクリプトは、コンパイル中に使用される、システム
依存のチェック項目の値を正しく推定しようと努めます。
configure
は、判定した値を利用してパッケージ中の各ディレクトリの
`Makefile'を生成します。
加えて、システムに依存する定義内容を記した `.h' ファイルを一つ
もしくはいくつか生成することもあります。
最後に、configure
は config.status
というシェルスクリプト
`config.cache'、`config.log' というファイルを生成します。
config.status
は、現在のコンフィグレーションを後で再度生成すると
きに用います。
`config.cache' は、再度コンフィグレーションを行うときにスピードアップ
を図るために、テストの結果を保存してあります。
`config.log' には、(主に configure
のデバッグに役立つような)
コンピュータの出力が記録されています。
あなたがパッケージをコンパイルするにあたって、特別なことをしなければ
ならなかったときは、configure
がどのような判定をしていたのかを
調べてみて、`README' に記されたアドレスに宛てて、相違点や指摘を
メールで送って下さい。
そうすれば、次回のリリースに向けて検討されると思います。
もし、`config.cache' に見られたくない結果が記録されている場合は、
その部分を削除したり編集したりしても構いません。
`configure.in' というファイルは、autoconf
というプログラムが
`configure' を生成するときに参照します。
あなたにとって `configure.in' というファイルが必要になるのは、
`configure.in' の内容を変更したい場合か、autoconf
のもっと
新しいバージョンで `configure' を生成したい場合の、いずれかだけです。
パッケージの最も単純なコンパイル方法は次の通りです。
cd
) し、
あなたのシステム向けのコンフィグレーションを行うために `./configure'
を実行します。
あなたが古いバージョンの System V で csh
を使用している場合は、
csh
自身がスクリプトを実行してしまわないように、
`sh. /configure' とする必要があるかも知れません。
configure
の実行には少々時間がかかります。
実行している間は、どのような項目をチェックしているのかを記したメッセージ
が出力されます。
configure
が生成したファイルも消すには (こうすることで、
別の種類のコンピュータでパッケージをコンパイルできます)、
`make distclean' を実行します。
`make maintainer-clean' というターゲットも用意されていますが、
これは主にそのパッケージの開発者のためのものです。
`make maintainer-clean' を実行してしまうと、パッケージに元々
含まれていたファイルを再生成するために、他のいろいろなプログラムを
入手しなくてはいけなくなるかも知れません。
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システムによっては、configure
スクリプトが理解していない、
コンパイルやリンクのための特別なオプションを与える必要があります。
環境変数を通して、configure
に対して初期値を与えることができます。
Bourne シェルと互換性のあるシェルを使用している場合は、次のようにします。
CC=c89 CFLAGS=-O2 LIBS=-lposix ./configure |
env
というコマンドがシステムにあるならば、次のようにすることも
できます。
env CPPFLAGS=-I/usr/local/include LDFLAGS=-s ./configure |
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オブジェクトファイルをアーキテクチャ毎に別々のディレクトリに置くように
することにより、種類の異なる複数のコンピュータが、パッケージを同時に
コンパイルできます。
これを行うには、GNU make
のように、VPATH
変数に対応した
make
を使用する必要があります。
オブジェクトファイルや実行形式のファイルを置いておきたいディレクトリに
移動 (cd
) して、そこで configure
スクリプトを実行します。
configure
は、自身の存在するディレクトリおよび `..' に
ソースコードがあるかどうかを自動的に調べます。
VPATH
変数に対応していない make
を使用している場合は、
ソースコードディレクトリの下で、一度に一つのアーキテクチャずつコンパイル
していくしかありません。一つのアーキテクチャのコンパイルが終わったら、
別のアーキテクチャでコンパイルするために再コンフィグレーションを行う
前に `make distclean' を実行して下さい。
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デフォルトでは、`make install' を実行すると、パッケージ中のファイル
が `/usr/local/bin'、`/usr/local/man' などにインストール
されます。
configure
に対して `--prefix=パス' オプションを指定
することで、`/usr/local' 以外のインストール先を指定するとができます。
アーキテクチャに依存したファイルとそうでないファイルを、それぞれ異なった
インストール先にインストールすることも可能です。
configure
に対して `--exec-prefix=パス' を指定すると、
プログラムやライブラリなどのインストール先が パス に変わります。
ドキュメントや、データファイルなどは、通常のインストール先にインストール
されます。
加えて、あなたが通常とは異なったディレクトリレイアウトを採用している場合 は、`--bindir=パス' といったオプションを指定することで、特定 の種類のファイルのインストール先だけを変えることができます。 `configure --help' を実行すると、どのようなディレクトリを変更できる のか、どのような種類のファイルがどのディレクトリにインストールされるのかが 分かります。
パッケージがサポートしているならば、configure
に
`--program-prefix=接頭辞' や
`--program-suffix=接尾辞' というオプションを与えることで、
インストール時にプログラム名に接頭辞や接尾辞を付加することができます。
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パッケージによっては、configure
が `--enable-機能'
オプションを認識することがあります。
ここで 機能 は、パッケージにおいて取捨選択の可能な機能を表します。
また、`--with-パッケージ' オプションを認識することもあります。
ここで パッケージ は、`gnu-as' や (X ウィンドウシステムの
ための) `x' といったものです。
`README' ファイルでは、どのような `--enable-'、`--with-'
オプションをパッケージが認識するのか、記しておくべきです。
一般に、X ウィンドウシステムを使用しているパッケージでは、configure
は X の include ファイルとライブラリファイルを自動的に見つけ出すことが
できますが、見つけられない場合は、configure
のオプション
`--x-includes=ディレクトリ' と
`--x-libraries=ディレクトリ' を用いることでディレクトリの
位置を明示的に指定することができます。
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設定項目によっては、configure
が自動的に識別できなくても、
パッケージが動作するホストの種類を基に決定しなければならないときもあります。
通常、configure
はそのホストの種類を識別することができますが、
もしも configure
がホストの種類を識別できないという旨のメッセージ
を出力してきたときは、`--host=種類' オプションを与えて下さい。
種類 は `sun4' のようなシステムの種類を表した短い名前か、
あるいは次のように 3 つの項からなる正式名称のいずれかです。
CPU-社名-システム |
あなたがクロスコンパイルのためのコンパイラツールをインストールしようと している場合は、`--target=種類' オプションを使用することで、 どのホスト向けのコードを生成させるのかを指定できます。そして、 `--build=種類' オプションを使用することで、パッケージを コンパイルしようとしているシステムの種類を指定することができます。
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複数の configure
スクリプトに対して共通のデフォルト値を設定したい
ときは、サイト毎に `config.site' というシェルスクリプトを作成し、
そこに CC
や cache_file
、prefix
といった変数の
デフォルト値を記述して下さい。
configure
は `prefix/share/config.site' があれば、
それを調べ、次に `prefix/etc/config.site' があればそれを
調べます。
あるいは、環境変数 CONFIG_SITE
を設定することで、サイト固有の
スクリプトの位置を指定することもできます。
ただし、すべての configure
スクリプトがサイト固有のスクリプトを見
に行くわけではありませんので、ご注意下さい。
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configure
の動作の制御
configure
は次に記したオプションを認識します。
--cache-file=ファイル
configure
をデバッグするときは、ファイル に `/dev/null'
を指定することで、キャッシュを抑制することができます。
--help
configure
のオプションの一覧を表示して、終了します。
--quiet
--silent
-q
--srcdir=ディレクトリ
configure
は自動的にディレクトリを決定します。
--version
configure
スクリプトがどのバージョンの Autoconf によって生成された
のかを表示して、終了します。
役に立つ場面は限られますが、configure
には他にもいくつかの
オプションが用意されています。
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本パッケージの configure
は以下に記した
`--enable-' および `--with-' オプションを認識します。
--with-logdir=dir
ebndaily
がローテーションを行う syslog ファイル
が置かれるディレクトリのデフォルトとして dir を指定します。
無指定時は、`localstatedir/ebnetd/log' です。
--with-eb-conf=file
--with-gnu-ld
--enable-ipv6
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