[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7. ndtpd の起動

あなたのシステムでは ndtpd を必要としないなら、この章は読み飛ばして 下さい。

ndtpd も、スタンドアロンのデーモンとして起動するやり方と inted の子プロセスとして起動するやり方の、2 つの実行モードを 持っています。 指定がなければ、ndtpd はスタンドアロンのデーモンとして起動します。

7.1 ndtpd をスタンドアロンで起動  
7.2 ndtpdinetd 経由で起動  
7.3 ndtpdxinetd 経由で起動  
7.4 telnet による ndtpd の確認  
7.5 ndtpd のオプション  


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7.1 ndtpd をスタンドアロンで起動

ndtpd をスタンドアロンのデーモンとして起動するには、次のように コマンドを実行して下さい。 スーパーユーザの権限が必要かも知れません。

 
% /usr/local/sbin/ndtpd

EBNETD を `/usr/local' 以下にインストールし、かつ、システム管理用の コマンドを置くディレクトリ (sbindir) の位置を変更していなければ、 ndtpd`/usr/local/sbin' にインストールされています。


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7.2 ndtpdinetd 経由で起動

ndtpdinetd の子プロセスとして起動には、次の手順が必要 になります。 次のエントリを `inetd.conf' ファイル (大抵の場合 `/etc/inetd.conf') に加えます。 `--inetd' (または `-i') オプションを足すのを忘れないようにして 下さい。

 
ndtp  stream  tcp  nowait  root  /usr/local/sbin/ndtpd ndtpd --inetd

(ただし、EBNETD を `/usr/local' 以下にインストールし、かつ、システム 管理用のコマンドを置くディレクトリ (sbindir) の位置を変更していない と仮定しています。)

走行している inetd プロセスの PID を探し出します。 BSD 系のシステムでは、次のようにします。

 
% ps axuww | grep inetd

SYSV 系のシステムなら、次のようにします。

 
% ps -ef | grep inetd

(詳しくは、あなたのシステムのマニュアルをご覧下さい。)
inetd が走っているならば、次のような行が見つかるはずです。

 
root        79  0.0  1.1   224  340  ??  Is   10:04PM    0:00.29 inetd

見つかったならば、ハングアップシグナル (SIGHUP) を inetd に送ります。 おそらく、スーパーユーザの権限が必要です。

 
% kill -HUP 79


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7.3 ndtpdxinetd 経由で起動

Linux システムには、伝統的な inetd の代わりに xinetd を 使用しているものもあります。 xinetd の設定ファイルの文法は、伝統的な inetd の設定ファイル の文法とは異なります。

ndtpdxinetd の子プロセスとして起動には、次の手順が必要 になります。 次のエントリを設定ファイル (大抵の場合 `/etc/xinetd.d/ndtp') に 加えます。 `--inetd' (または `-i') オプションを足すのを忘れないようにして 下さい。

 
# default: off
# description: The ndtp server
service ndtp
{
        disable = no
        socket_type     = stream
        wait            = no
        user            = root
        server          = /usr/local/sbin/ndtpd
        server_args     = --inetd
        log_on_failure  += USERID
}

(ただし、EBNETD を `/usr/local' 以下にインストールし、かつ、システム 管理用のコマンドを置くディレクトリ (sbindir) の位置を変更していな いと仮定しています。)

走行している xinetd プロセスの PID を探し出します。

 
% ps axuww | grep xinetd


xinetd が走っているならば、次のような行が見つかるはずです。

 
root        79  0.0  1.1   224  340  ??  Is   10:04PM    0:00.29 xinetd

見つかったならば、USER2 シグナル (SIGUSR2) を xinetd に送ります。 おそらく、スーパーユーザの権限が必要です。

 
% kill -USR2 79


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7.4 telnet による ndtpd の確認

セットアップがすべて完了したら、telnet コマンドを用いて ndtpd に接続してみましょう。

まず、次のように入力します。 この例では、localhost 上の ndtpd に接続しています。

 
% telnet localhost ndtp

ndtpd が接続を受け付ければ、次のようなメッセージが表示されます。

 
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.

ここで、t に続けて Enter を入力します。 ndtpd が正常に動いていれば、次のように利用可能な CD-ROM 書籍の一覧を出力します。

 
t
1   Oxford Dictionary/Thesaurus   edict/oxford   0   0   0
2   Quick Tour                    edict/quick    0   0   0
3   User's Guide                  edict/user     0   0   0
4   About This Disc               edict/about    0   0   0
$*

接続を終えるには、Q に続けて Enter を入力します。

 
Q
Connection closed by foreign host.


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

7.5 ndtpd のオプション

ndtpd のコマンド行の指定方法は、ebnetd と同じです。 詳しくは、「ebnetd のオプション」節を参照 を 参照して下さい。


[ << ] [ >> ]           [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

This document was generated by Motoyuki Kasahara on December, 28 2003 using texi2html